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YOSHIOというケニスタを知っているか ~船橋出身ケーナ奏者YOSHIO演奏活動30周年記念ライブ~

業界でひときわ異彩を放つタレント(才能)
先の妄想でフォーヴィスム(野獣派)というカテゴリでは?
と勝手に認識させていただいているYOSHIOさんのLIVEです

2時間を超える単独live。

彼が組んでいる4つのユニットが相次いで登場し
アルゼンチン製ピントスのケーナを吹きまくる。

Sdscf1420
folkloreなのにドラムセット? そうなんです いいんです

ピントスは1970年代のケーナブームの際に一世を風靡した笛。
聞けばそのケーナ、彼が初めて手にした笛で、今でもそれがメインケーナとのこと。
なんかちょっと行き詰まると笛のせいにしてしまう何処の誰か(あ、僕か。笑)
とは大違い。「物持ちの良さ」それ一つとっても何かの気概を感じます。

凄いのはその独特な音楽的視点。
彼の目線はすべての音楽ファンに向けられている。
とかく内向きになりがちなこの業界、folkloreを好きな人が
folkloreを好きな人達に贈る、folklore live ではなく、すべての音楽ファン
に音を届けようと常に努力し続けている点。

彼は日常、ライブハウスで活動をしている。
フォルクローレの、でもなくラテンの、でもなく。
ROCKが流れ、若者たちが出入りする極々一般的なライブハウスです。

若い人たちにも、この音楽を聴いてほしい!と思っている人も多いと思うが
実際にこんな風に飛び込む人は彼をおいていない。
普通にROCKBANDの対バンとして演奏。
若者たちからは魔のブッキングとして恐れられている・・・とか・笑

演奏はハードなロックにも引けを取らないアグレッシブでエッジのきいたスタイル。
曲の終わりにケーナの指孔を使って鳴らす「シュッ!」という音は
バンドでギタリストやボーカルが曲のラストにジャンプして締める「~~~ジャン!」
と共通するもの。ポピュラーミュージックの慣習を踏襲しているとも言える。

エレキギターやドラムとの即興セッションなどは楽器としてのケーナのポテンシャルを
余すところなく発揮(この辺のアバンギャルド感はキュビスム?なんて思ったり・笑)
ケーナが単なる民族楽器にとどまらないことを実際に証明してくれる。
人の話の受け売りだけで、ケーナってすごいんですよ~なんて吹聴している
何処の誰か(あ、僕か、汗。)とは大違いです。

それでいてケーナでロックをやりたいのかというと、そうではない。
彼のSETLISTを見れば一目瞭然、オリジナルを除くとほぼトラッドなフォルクローレが
並んでいるのだ。

ロックとの融合という視点でいえば
最近の曲ならばオリジナル自体にROCKの要素が入ったものはいくらでもある。
しかしそれらには見向きもせず、ひたすらtradなfolkloreを咀嚼し、
自分の演奏として提示し続けている。


カッコイイです。カッコよすぎます。

凄いなぁ見習わなきゃ~、なんて怖くて言えない。
いや、まねできるわけもない。

つーか野獣派(フォーヴィスム)などと言いながら
僕自身もまだまだ彼の全体像を把握できていないに違いない。


昔はそのエッジのきいた演奏スタイルから、色物扱いだったらしいが、
最近はアルゼンチンコスキンでで喝采を浴びる等、注目されはじめ
この日も沢山のお客様が詰めかけていました。



「認められないというのが彼の存在価値だったのに、彼の存在価値はこの先どうなるのか」

30年間連れ添った(夫婦か?・笑)相棒のTAKUYAさんのMCでのコメント。

今後も見守り続けたい。というコメントに拍手を送るとともに
僕もファンの一人として注目し続けたいと思う今日この頃。

彼はどこを走り抜けどこへ向かっていくのだろう。

   とても楽しみである。


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